学習する大学職員
大学について学んでみたい、と思われた大学職員の方に参考となりそうな資料(書籍、ウェブサイト等)のうち、書店(または図書館)やインターネットにて比較的容易に入手・活用できるものを掲載しています。
また、大学院進学を考えるにあたって、参考になりそうな資料も併せて掲載しています。
【書籍】
日本の大学の歴史や現状のなどの概要が理解できる書籍です。大学院に進学する予定はないが、とりあえず日本の大学について学んでみたいという場合にもおすすめです。
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寺崎昌男(2007)『大学改革その先を読む-立教大学「大学教育開発・支援センター」連続セミナー講演記録』(東信堂)
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諸星裕(2010)『大学破綻-合併、身売り、倒産の内幕』(角川書店)
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山本眞一(2012)『(新版)大学事務職員のための高等教育システム論-より良い大学経営専門職となるために』(東信堂)
【大学院進学に関する資料】
大学職員が大学院進学を考えるにあたって、「自分の感じている問題が研究として成立するか」を考えることは重要だと考えます。例えば、自分の問題意識が実は「単なる個人的な職場への不平・不満」である場合は研究として成立しない可能性が高いばかりでなく、大学院に入学して多大な時間的・金銭的負担をかけて学んでも、その問題が解決しない可能性もあります。したがって、以下の資料を参考にしつつ、一度、自分の問題意識が研究として成立するかを考えてみるのがよいと思います。
研究計画書の作成に必要になる先行研究や事例の見つけ方については「論文データベース、学術雑誌」をご覧ください。
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妹尾堅一郎(1999)『研究計画書の考え方-大学院を目指す人のために』(ダイヤモンド社)
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東京大学中原淳研究室ブログ
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社会人大学院生が陥りがちな「オレオレ現場病」と「オレの経験至上主義症候群」!? : なぜ大学院にくると「カルチャーショック」を受けるのか?(2015.10.7)
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先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠(2011.10.21)
【論文データベース、学術雑誌】
先行研究や事例を探す際は「CiNii」や「J-STAGE」、各種の学術雑誌を活用し、自分の問題意識に関連する論文等を見つけることから始めるのがよいと思います。その後は、論文に掲載されている参考文献を読むことにより、先行研究で明らかになっていること、明らかになっていないことが整理できます。