学習する大学職員
【このサイトについて】
このサイトは、現役の大学職員(大学では事務職員といわれる方)で「大学について学んでみたい」と思っている方や「大学院進学に興味があるけどどうなんだろう」と思っている方の参考にしていただくための情報を掲載しています。大きな目的は、学んだ内容を実務に活かし、大学や学生のために成果を出す(貢献する)職員が増えることにありますので、無条件に大学院進学をお勧めするものではありません。見ていただいた方の学習の参考になれば幸いです。
【大学職員の大学院進学について】
「大学院で学んでみたいけど何を研究したいかわからない」「職場で評価されてないと感じている」方は、まずはしっかり日々の仕事するのが良いと考えます。日々の仕事に向き合うことにより、自分が学んでみたいことや課題が見えてくると思います。また、大学院で学んだだけでは職場の方の評価は上がらない可能性が高いです。
「同年代の仲間がほしい」という方にもお勧めしません。悩み事を相談したり、愚痴を言い合ったりする仲間(人間としては必要だと思います)がほしいのであれば、学内外で開催されているセミナーや勉強会(しっかりしたものから飲み会、合コンレベルと思われるものまであります)に参加する方が時間的・金銭的負担が少ないです。それで、翌日もいい気分で仕事に臨め、大学や学生のために成果を出せるのであれば、それで良いと思います。
【このサイトが参考にならない方】
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これから大学職員を目指す方
このサイトに書いてある内容を参考に学んでも大学職員になるのは難しいと思います。変に頭でっかちになってしまうと逆効果になる場合があります。
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大学教員を目指す方
大学教員を目指すなら、自分の興味関心のある分野の研究をしている教員が所属している大学院で、かつ可能なかぎり有名な大学に進学することが近道かと思われます。そして、各種の学会に所属して積極的に論文を投稿し、査読付き論文が学術雑誌に掲載されることが必要です。また、博士の学位がないと任期なしの大学教員になるのは難しいと思います。修士でも任期ありの職(特任助教など)になれる場合もありますが、その場合は数年毎の転居(所属機関が変わることによる)が必要になったり、収入が不安定になったりする可能性が高いことが予想されます。
さらに、研究能力・業績の他に学生への教育能力・実績が問われることがあるため、大学における教育経験を積むことなども求められています。
以上のように、大学教員になるのは極めて厳しく、このサイトに掲載されている内容では全く足りません。
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既に大学院で学んでいる方
このサイトに掲載されている内容では足りません。インターネットで入手できる情報だけでなく、各種の文献や資料にあたることも必要です。